弁理士試験の口述試験の勉強方法
本日2021年1月29日、令和2年度弁理士試験の論文試験の合格発表だったようですね。
合格された265名の方、合格おめでとうございます。
今回は、私が口述試験までの間に取り組んだことを記載します。
受験生の皆様の参考になれば幸いです。
過去問
論文合格前から口述試験までの間で、メインに行ったことは過去問集です。
私は、概ね全て言えるようにしました。
特に最近は、重要条文以外については、一言一句言える必要性は必ずしもなく、キーワードさえ言えれば良いので、最低限のキーワードは言えるようにしておきました。
また、昔は、かなり厳しい有名な試験官(くま、ひげ)がいらっしゃったので、少し昔の過去問には難しい内容(長めの条文を一言一句いえ、等)もありますが、現在はそのような問題は出ないといって良いとおもうので、マニアックな過去問に関しては無視しても良いかもしれません。
勉強の仕方としては、ペンは不要で、ひたすら口で言えるかチェックしていました。
完璧に答えれる自信がある問題にはチェックをつけ、二度とその問題はやらないでおくことで、自分の苦手な問題のみ、できるような問題集に仕上げました。
下記の問題集はTACのものです。
私はLECの口述アドヴァンスを使用しましたが、どちらでも構わないかと思います。
口述練習会
私は、口述練習会は、会派が実施している無料のものだけ、3、4回参加しました。
3、4回参加した理由は、知識獲得の目的ではなく、人に対して口頭できちんと答えれるかの練習のためです。
あと、なるべく論文合格発表日から、比較的すぐに開催される口述練習会のみに参加しました。
すぐに参加すると、早い段階で自分の悪いところがわかり、早い段階で修正することができるためです。
また、口述試験は、1回間違えれば終了ではなく、いわば何度間違えてもOKであり、試験官からヒントを引き出すことが大事です。
口述試験中、わからない問題が出てきて黙っていると、試験官もやりようがないので、とりあえず発言をし、ヒントを引き出すということが大事なので、その練習として口述練習会を利用するのもありだと思います。
ちなみに私は商標で少しつまづきましたが、試験官からヒントをもらうことができ、無事最後まで答えることができました。
過去問に出てきていない最近のトピック
法改正ネタなど、過去問には出てきていないものも一通り復習しました。
過去問にないことを急に聞かれたらびっくりすると思うので、この勉強も必須かと思います。
私が受験した時は、法改正直後であったので、法改正ネタが出てくるだろうと考え、法改正ネタを結勉強しておきました。※結果論として、法改正ネタは出ませんでしたw
前日の過ごし方
私は、名古屋在住ですので、前日に試験会場近くのホテルに泊まりました。
試験会場のホテルにも泊まれるようですが、結構値段が高いです。
前日は、泊まっているホテルから会場のホテルまで道確認がてら散歩しました。
あとは引きこもって口述アドヴァンスと法改正ネタの勉強をしていました。
結構法改正ネタが不安だったので勉強していましたが、無駄でしたw
精神論
口述試験の最近の合格率は、以下のようになっています。
- 平成29年度 98.4%
- 平成30年度 94.0%
- 令和 元年度 95.6%
つまり、論文に合格できればよほどパニクらない限り(または悪態つかない限り)合格できます。
また、論文合格から口述試験までの間が、生涯において、弁理士試験の勉強をするラストチャンスの可能性が高いです。
弁理士試験の勉強ができるラストチャンスだと思うと全力で勉強に取り組みやすいかと思います。
また、全力で取り組めば取り組むほど、試験中リラックスできると思います。
以上、ながながと書きましたが、最難関の論文試験を合格されている方であれば、よっぽど大丈夫ですので、リラックスして挑んでください!
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